天国大魔境のヒルコの正体は何?考察と一覧まとめ

天国大魔境のヒルコの正体は何?考察と一覧まとめ
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現在8巻まで発行されていて2023年4月にはアニメ化までされている天国大魔境。

天国大魔境の中でも重要なのがヒルコというものの存在ですが、ヒルコの正体や一覧が気になる人も多いと思います。

物語が進むにつれてたくさんの種類のヒルコが登場してきますが、謎な部分も多々あるんではないでしょうか。

今回はヒルコの正体や複数いるヒルコの一覧を考察し、なぜヒルコが生まれたのかなどのまとめていきます。

原作を一度読んだだけではわからないような、ヒルコの正体についてのまとめや考察などもするのでネタバレには注意してください。

 

天国大魔境のヒルコの正体は何?

早速ですが天国大魔境という物語の核でもあるヒルコの正体についてお話しますね。

ヒルコというのは連載開始から人間を食べてしまう化け物とされていました。

ヒルコは大災害あとに出現したのですが最初は正体不明だったんですが、巻数を重ねるごとに正体が分かり始めました。

ヒルコの考察としては、高原学園の生徒が染んだらヒルコになるとされました。

大災害のあと高原学園ではあらゆる免疫と何かに特化した身体能力を持った完璧な人間を作ろうという計画が実行されていました。

無理な遺伝子操作のせいで高原学園の生徒は黒いあざが出るという不治の病になってしまう人もでてきました。

すべての生徒が不治の病を発症するわけではなく、黒いあざを発症したのちに死亡してしまうとヒルコになってしまうようです。

 

天国大魔境のヒルコのルーツは何?

天国大魔境は石黒正数先生のオリジナルストーリーなので、お話自体には元となるネタというものは存在しません。

ですが天国大魔境の公式コニックガイドと言って、物語の中にちりばめられた謎を解くためのガイドブックには登場人物の名前に元ネタがあると記載されていました。

じつは天国大魔境に登場する人物の名前は日本神話に登場する神様の名前を元ネタにしています。

全ての人物の名前ではなく、主要人物の名前が神様の名前が由来なのではないかなという感じですね。

主要人物の名前と元ネタとされている神様の名前はこちらになります。

トキオ 時置師神(ときおかしのかみ)
コナ 少名毘古那(すくなびこな)
ミミヒメ 天忍穂耳尊(あめのおしほみみ)
シロ 事代主神(ことしろぬしのかみ)
クク 多邇具久(たにぐく)
アンズ 天宇受売(あめのうずめ)
タカ 建御名方神(たけみなかたのかみ)
ヒルコ 蛭子神(ひるこ)

 

天国大魔境のヒルコの考察と一覧まとめ

ヒルコの正体やルーツを見てきて、天国大魔境に登場するヒルコについては理解できたのではないでしょうか。

天国大魔境公式のガイドブックにあるように天国大魔境というお話はさまざまな謎が散りばめられています。

そんな天国大魔境というお話を楽しむためには、まずヒルコについて知らないと楽しめないと思います。

高原学園の生徒がどのような能力を持ったヒルコになったのかなど細かく紹介します。

ヒルコの種類と能力の考察にお役立てください。

 

天国大魔境の翼のヒルコ

翼のヒルコとは1巻で登場した鳥の姿をしたヒルコのことです。

お腹の部分から二本の腕を生やしていて、その先に触手のようなものが3本生えています。

ムチみたいにしなやかに動く触手を高速で動かして「見えない斬撃」を繰り返して攻撃してきます。

翼のヒルコは主人公のタッチ能力により死亡が確認されています。

鳥のような姿から鷹をモチーフにしているのではないかということもあり、翼のヒルコの正体はタカで間違いないでしょう。

 

天国大魔境の甲羅のヒルコ

2巻では浅草レースの時に虫のような姿で登場したのが甲羅のヒルコです。

甲羅のヒルコの特徴といえば、なんといっても「透明化」です。

透明になることで人から見えないため簡単に人間を食べることができてしまいます。

オオゾクムシに似ていて甲羅と何本もの脚がありまさに虫のような姿をしています。

コナを見た時に未来を見ることができたミミヒメが甲羅のヒルコの姿を見ていることから、正体はコナであるとされています。

でも実は浅草レースに登場した甲羅のヒルコよりも大きくて素早い個体が発見されているんです。

そのことから甲羅のヒルコは二体存在しているのではないかと思われます。

 

天国大魔境の魚のヒルコ

魚のような姿をしていて水中を素早く泳いだり、ヤモリのように壁に張り付いたりするヒルコです。

魚のヒルコの正体はククだとされていますが、その理由は魚のヒルコと同じようにククも掌や足の裏で壁に張り付いたりできたからです。

またククが死亡したときに遺体を海に葬っていることからククに間違いないでしょう。

魚のヒルコの能力は口に含んだ水を高圧で発射する「強力な水鉄砲」です。

魚のヒルコも主人公のタッチ能力により死亡しています。

 

天国大魔境の幻術のヒルコ

3巻の不滅教団地下駐車場に登場したのが幻術のヒルコです。

幻術のヒルコの能力は目から光線を出して「恐怖体験の幻覚を見せる」というものです。

オーマは自分を見つめた相手に恐怖を与えることができたことから、幻術のヒルコの正体はオーマだとされています。

地下駐車場にて主人公の二人に発見されたときは、幻術のヒルコの本体は仮死状態でした。

でもそばには本体から分裂した小さな個体がたくさんいました。

たくさんいた小さな個体はほとんど主人公に駆除されていましたが、一匹だけ主人公の手から逃れた子もいたので今後再登場するかが注目されますね。

 

天国大魔境のクモのヒルコ

5巻の扉絵で描かれたいたクモの姿をしたヒルコが登場しました。

クモのヒルコが立っていた窓枠にななきという名前が書いてあったことから、このクモのヒルコの正体はななきであるとされています。

このななきという人物は壁の街で処刑された女性カップルの片方ではないかと推測されていすが、詳しい描写はありません。

クモのヒルコの能力は「冷気で人を凍結させる」というもので、主人公を凍死寸前まで追い込んだことがあるんですよ。

キル光線でお腹を撃たれますが、ラッキーなことにお腹には核がなかったため生き延びています。

 

天国大魔境の実験中のヒルコ

6巻では大ろ過装置には人間とヒルコが繋がれた状態で発見されます。

大ろ過装置のヒルコはまだ実験中のようで見た目は黒い昆虫のような形でした。

このヒルコは永久に死なない体を作るための実験だとされていますが、ヒルコだと明確な記載はありませんでした。

またこの大ろ過装置のヒルコのような存在は今のところ謎が多くて正体は分かっていないんです。

ただヒルコと繋がれていた女性なのですが、復興省に住民登録をしていた女性ということだけは分かっています。

 

天国大魔境のクラゲ・タコのようなヒルコ

7巻で登場したヒルコは上部がクラゲ、下半身がタコのような姿をしています。

このヒルコの正体は一切明らかにされておらず、いまだに正体は不明なんです。

自分に向かって投げられた石を砕いたり、キル光線を跳ね返したりしていました。

このことからクラゲ・タコのようなヒルコは「バリア」のようなものを使えるので攻撃が当たりません。

バリアが使えるとなると、倒すのに少し苦労するでしょうね。

 

天国大魔境の鬼のミイラのヒルコ

天国大魔境の中でも一番古いヒルコが鬼のミイラのヒルコです。

閉鎖的な村に祀られていた鬼というものなのですが、およそ400年前から存在していたとされています。

今までヒルコは高原学園の生徒だとされていましたが、唯一高原学園以外のヒルコになります。

ヒルコの核が見ることができるマルからしたら、弱弱しくても生きているとのことでした。

核を破壊して退治することを提案しましたが、村の人はその鬼を見守ることを生きがいとしていたため危険を感じなかったのでそのまま村を出ました。

 

天国大魔境のアンジュラスの正体

8巻で登場したアンジュラスと復興省の人間から呼ばれていたヒルコの正体はアンズです。

もともとは地をはって移動していたのですが、主人公の前では踊るように移動していて脚の間を通り抜けて回避していました。

巨大で8本の光る脚のようなものをうねうねと動かして移動する姿はまるで踊っているみたいで綺麗だといっています。

アンズもダンスを得意としていることからアンジュラスの正体はアンズで間違いありません。

大きさは巨大ですが、移動速度は速くて攻撃力もすごく強い規格外のヒルコだと言われていました。

 

まとめ

この記事では、天国大魔境のヒルコの正体は何なのか、考察と一覧のまとめをご紹介いたしました。

天国大魔境はさまざまな能力を持ったヒルコが登場します。

お話が進むにつれて明らかになる謎や伏線があったりして何度読んでも楽しめる作品です。

それにただ読むだけではなくヒルコの能力からヒルコの正体を考察してまとめたりして楽しむということもできるんです。

天国大魔境に登場するヒルコは一体だけではなく複数いるので、ヒルコの正体や一覧をまとめるのもいいと思います。

だけどヒルコの一覧から正体や謎を考察しなくても楽しめる作品なのでぜひ一度見てくださいね。