毒親と少年の人生を題材にした『血の轍』は、2018年「このマンガがすごい!」にもランクインしている話題の漫画です。
母親である静子に幼い頃から振り回され、呪縛された人生を送る主人公に哀しくもあり、ぞっとする恐ろしい感覚にもなります。
母である静子の本当の顔に彼女の生い立ちは、どのように関係しているのでしょうか。
そんな静子の生い立ちが気になりますが、実は132話で静子の過去のストーリーを見ることができます。
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Contents
血の轍の最終回のネタバレ!
面白い漫画作品137作品目
「血の轍」押見修造先生
サイコサスペンス。毒親という言葉がまだ浸透していない時代、ママが言ったことがすべて。不気味ですね。台詞の少なさが不気味度を増してる感じがします。不安定な母子の関係が描かれています。さすが押見作品といったところ。面白かったです。 pic.twitter.com/z7QaEKnWaQ— Renka 面白い漫画毎日発信 フォロバ100 (@renkamanga) June 21, 2023
『血の轍』は2023年5月現在で16巻まで発売されています。
漫画の連載は最終回が間近となってきて物語の続きが気になりますね。
子どもだった主人公の少年は、ストーリーが進む中で時を経て大人に成長しています。
それに伴い、思春期を過ごしてきた環境から少年を取り巻く背景も大きく変化しています。
サイコサスペンスな物語に、母親と息子の心の変化や関わり方の変化もこの作品の見どころです。
それでは、これまでのあらすじから復習してみましょう。
血の轍のあらすじ
物語は主人公の少年、静一が中学2年生の時から始まります。
母親の静子は静一のことを溺愛し、周りから過保護だとからかわれたりしますが、静一自身はそれを感じてはいませんでした。
ところが夏休み、従兄弟のシゲルと家族で山へ出かけたときに事件は起きます。
崖から落ちそうになるシゲルを静子は故意に突き落とし。シゲルは記憶障害と重度の後遺症が残る体になってしまいます。
母のしたことを隠し庇い、静一はショックで吃音を発症するほど混乱し精神的ショックを負うようになります。
母の恐ろしいもうひとうの顔を知り、これまでの母と息子の関係は崩れていきます。
思春期の静一は家を飛び出し、クラスメイトの由衣子のもとへ行きますがここでも静子は二人を引き離します。
静一の精神は完全に母、静子に支配され、まるで洗脳のような状態になっていきます。
その後静一はシゲルを葬ることで母とこれまでの自分に決別しようとしますが、母の呪縛から逃れることはできないのです。
月日は流れ静一は36歳になり、しばらく会うことのなかった静子に再会することになります。
年老いた静子は過去を語り始め、そこから母と息子に新たな関係性が生まれてくるのです。
血の轍の結末はどうなる?
「全てはママが僕をどう思うか」
毒親は子供を一生をかけて支配し、それはもはや愛とは言えない恐ろしさの連続です。
母の過去を知り静一は母、静子を許すことができるのでしょうか。
この頃の静一は、母の全てを知ることで自身の人生を納得させようとします。
結末においても、おそらく静一の精神は母から逃れることができず一生を母に翻弄され人生を捧げるのでしょう。
毒親であっても、静子が母であることは静一の頭から離れない事実です。
結末は一見、穏やかに静一が母を許し優しくなれる場面が描かれてくるのでしょうか。
しかし、その裏鏡には母からの呪縛を、一生をかけても解くことのできなかった静一の姿が映しだされていることでしょう。
それを静一自身は哀しいと思うのか、それとも幸せに感じるのかは読者に委ねられるのでしょう。
血の轍の最終回がいつかも予想
ここまできた『血の轍』最新刊17巻は、2023年秋9月末頃と予想します。。
これまで次の巻までの間隔は、大体5ヶ月程となっていました。
ただここのところ新刊までの間隔が短めになってきています。
前回16巻の発売日が2023年5月30日だったので、17巻は9月末頃に滑り込む可能性があります。
それでは、その17巻が最終回となるのでしょうか。
次回17巻あるいは18巻で完結と予想します。
そうすると、遅くとも2024年の1月末には最終回完結の運びになるのではないでしょうか。
血の轍の静子の生い立ちや本当の顔を考察!
静子らしすぎる場面
本人からしたら本心言って何がいけないのって感情
ここで静子は酷い母親とか最低な人だと思うだけで終わらせると静子の思うツボなんだろう
しっかり見てあげる、何がこの人を苦しめ人を諦めさせたかを考えよう
この場面で優しい嘘をつかないのが静子の愛情だったんだろう pic.twitter.com/2Sn5Gg7SA4— らい@血の轍考察アカウント (@osawt12) June 20, 2023
毒親になる前の静子は、どのような幼少期を過ごし大人になっていったのでしょう。
恐ろしい顔の二面性が現れることと、何か関係はあるのでしょうか。
物語は静一の目線で描かれていますが、ここでは敢えて静子の目線に立ち、彼女自身の生い立ちから毒親への道のりを考察していきます。
彼女の息子に対する呪縛や執着はどこからくるのか、彼女の生い立ちに隠れてきたものとは一体何なのかを探ります。
静子もまた苦しんできたひとりではないでしょうか。
静子はどんな人物?
家族3人でごく普通の生活をしているようにも見え、実は息子の静一への溺愛ぶりは過剰極まりないものです。
中学生にもなる静一に触れたり抱きしめたり、時には頬にキスするなど、まるで恋人のように接します。
優しい言葉で接していたかと思うと、スイッチが入ると豹変し恐ろしい言葉を言い放ちます。
静一の従兄弟であるシゲルを崖から突き落とす前にも、幼い静一を崖から突き落とし無理心中をしようとした過去がありました。
思春期の静一の恋の邪魔もして、ラブレターを目の前で破り散らせたりします。
静子は終始、息子の心を支配することで、自分自身の過去や孤独を埋めようとしてきました。
それから、しばらく静一とも会えずにいましたが夫が亡くなり、年老いて静一と再会をするまでの間はまともな自立した生活ができないでいました。
静子はなぜ毒親になった?
これまでの中で、静子は自身の生い立ちや過去を語っています。
静子は祖父の家で、優しい両親と暮らしていましたが、実はその生活には嫌気がさしていました。
やがて、新しい家での生活になると、その頃から浮気する父と母の言い争いが頻繫になり、静子は二人に不条理に怒られる日々を送るようになります。
その後妹が生まれますが、妹は病弱で母は妹に付きっきりとなり、静子は母親に「いらない子」と言われ甘えることができないでいました。
幼少期に甘えられる居場所と愛される安心感を得られず、消極的に暮らしてきた静子は、夢にも挫折し、結婚後の人付き合いもうまくいきません。
静子は自分の得ることのできなかった幼少期の愛情を、静一に一気に向けて求めます。
その一方で両親と同じような暴言を放ち、負の連鎖を繋いでいくのです。
こうして幼少期に欲しかった愛情と、受けた哀しい体験が、静子の意識の中に刻まれます。
愛情を受けられない孤独な過去が毒親、静子を造り上げたのでしょう。
まとめ
血の轍。
累計230万部突破の話題作。フランスのイベントで賞を獲得した模様。読む人選びそうなのに凄いよね。
本編は母の過去を知った静一は再び彼女と会おうとはせず日々を過ごしていたが…みたいな展開。
怖い。結局家族という呪鎖に縛られたままなのかそれともこの先に何があるのか…。
面白いよ! pic.twitter.com/xE77C6pRj9— Ciroc@alcoholic (@Cirocalcoholic1) June 16, 2023
『血の轍』の最終回ネタバレはいかがでしたか。
生い立ちから作られた静子の本当の顔を想像することもできたでしょうか。
この記事では、『血の轍』のネタバレを含む最終回について書いてきました。
記事を読み、静子の生い立ちと本当の顔を、主人公の少年目線でイメージできるよう参考にしてみてくださいね♪
毒親を題材にしたぞっとするストーリーには、親子関係に悩む人たちにの間でも話題です。
ぜに読んでみてくださいね♪
この記事も最後までお読みいただきありがとうございます。